COLUMN 実績
宣材写真・コンポジット(コンポジ)について
モデル活動を始めるにあたって、必ず耳にする言葉「コンポジット(通称コンポジ)」。
クライアント様が撮影案件にキャスティングするモデルを決定する際に、必ず目を通す書類になります。
大手クライアントのCM案件でも「書類選考」のみでモデルを決定する事も多く、コンポジット(コンポジ)で自身の魅力をしっかりと伝えられれば、より多くの撮影の選考に通り、キャスティングされるチャンスも増えます。
今回はモデル活動、タレント活動の生命線とも言える「コンポジット(コンポジ)」について、詳しく説明していこうと思います。
コンポジット(コンポジ)とは
コンポジット(コンポジ)とは、クライアント(キャスティングを決定する会社)「私、僕はこんなモデルです!」と伝えるための資料になります。クライアントは弊社のようなキャスティング会社やモデル事務所から送られてくるコンポジット(コンポジ)を元に、撮影イメージにあったモデルやキャストを決定していきます。
そのため、コンポジット(コンポジ)でモデル自身の魅力が伝えられないと、撮影モデルとして決定する事はまずないと言っていいでしょう。コンポジット(コンポジ)はモデル活動をしていく上でもっとも重要なツールであるので、しっかり作成をすることが大事です。
具体的には下記のような情報がまとめられています。
宣材写真・オーディション写真(全身・バストアップ)
モデル名
身長
年齢
スリーサイズ
特技、趣味、資格などの情報
過去の芸歴
それでは一つ一つ解説をしていきます。
宣材写真・オーディション写真(全身・バストアップ)
宣伝材料用写真を縮めて、宣材写真といいます。プロフィール情報の中で一番必要な情報です。
宣材写真も同じで、あなたがどんな素敵な方かを知るための指標となります。
弊社では登録会当日、コンポジット(コンポジ)登録用に【仮写真】として「バストアップ」「全身写真」を撮影致しますが、あくまでも登録用の仮なので、後日写真館などでカメラマンに撮影をしてもらうことをおすすめします。
宣材写真を撮る時のポイント
宣材写真・オーディション写真は全身とバストアップの2枚は必須になります。いずれも固くなりすぎず、リラックスした状態で撮影に挑みましょう。出来れば笑顔が好ましいですが、カメラの前で笑顔を作ることは慣れていないと難しいので、鏡に向かって笑顔になってみる、自撮りをしてみるなど、事前に出来る用であれば練習してみてください。
宣材写真を撮るときの服装
体のラインがわかる服装
ゆったりとした服ではボディーラインが伝わらず、選考に通りにくくなります。体にフィットしたTシャツ、ジーンズ、ショートパンツなど、出来るだけボディーラインが分かる服装が好ましいです。
派手な服は避ける
宣材写真で着用する服は白や黒などの出来るだけシンプルなものが好ましいです。またブランドのロゴが大きく入っている服も避けたほうが良いでしょう。
宣材写真を撮る時のメイク
派手なメイクは避け、ナチュラルメイクが好ましいです。スキンケアや化粧品のモデル撮影のお仕事では「清楚な方」「肌がキレイな方」のキャストオーダーは必ず入ります。またメイクによってイメージが固まりすぎていると、モデル撮影のお仕事の幅も狭まりますので、出来るだけナチュラルなイメージが伝わるようにしてみましょう。男性の方も撮影現場ではヘアメイクが基本的には入りますので、ファンデーションを軽く塗るのもよいと思います。
宣材写真を撮る時の髪型
清潔感のある髪型にしましょう。ボサボサな髪や盛りすぎている髪型はイメージが付きやすいので、服装やメイクと同様シンプルが一番です。
宣材写真の一例(基本)
こちらはいわゆる基本的な宣材写真になります。白Tシャツ、ジーパン、メイクもナチュラルです。
宣材写真の一例(バリエーション)
基本的な宣材の他にも、メイクや衣装を変えた宣材写真があると、クライアントもイメージが付きやすく、撮影案件に挑戦できる幅も広がります。
上記の宣材写真では、左はメイクはしっかり目で大人っぽい雰囲気を表現しています。右では「透明感」「ナチュラルさ」を表現ています。
上記の宣材写真では、左はアパレル撮影などのイメージ撮影を意識した宣材写真になります。右では優しい若いお母さんのような役にも対応できるような、素朴な雰囲気を表現しています。
同じ人物でもメイク、ヘア、衣装で雰囲気がガラッと変わるのが分かりますね。このように宣材写真のバリエーションが豊富だと、クライアントの目に留まりやすくなります。
モデル名
いわゆる「芸名」を指します。モデル活動をする上で、ご自身のテンションの上がるお名前を付けて頂いて問題ございません。
ですが当て字や読み方が複雑すぎる名前は避けたほうが良いでしょう。
芸名をつけず、本名で活動される方も多いですが、モニター撮影案件や雑誌等のユーザーボイスのようなお仕事では名前も合わせて表記をするようなお仕事もありますので、活動前に「芸名」「本名」どちらで活動するかは決める必要があります。
身長
靴を履いていない状態で測定した実身長で記載いただきます。少しでも高く見せたいからと言って、実身長以外の身長を記載してはいけません。モデル撮影のお仕事には身長を理由に決まるものも多いからです。
タレントのスタンドインの仕事は実際のタレントの身長とほぼ同等の身長のモデルを選考しますので、記載の身長が間違っていると大変なことになりますので気を付けてくださいね。
年齢
基本的には実年齢を記載して頂きます。キャストオーダーを受ける際に、年齢や年代の希望がある場合も多いからです。
例)30~40代の優しい雰囲気をもった女性(母親役)
モデルお仕事の幅を広げるには、先ほど解説させていただいた「宣材写真」で実年齢以外の役も対応できるとアピールするのもよいですね。
スリーサイズ
いわゆるバスト、ウエスト、ヒップのサイズです。性別に関係なくしっかり計測して頂きます。
弊社の登録モデルに応募してくださる男性の方で「男性でも必要ですか?」と聞かれることがあります。
必須です。
必須です。大事なので2度言いました。
なぜ必須なのか。例えばモデル撮影。身長・体重の情報のみだと、着て頂く服のサイズを正確に決めることができないためです。
サイズ表記だけ確認して服を買って、サイズが小さくて着れなかった。なんてことありませんか?
モデル撮影のお仕事でその失敗は許されません。しっかり提出しましょう。
図り方は以下の通りです。
女性の場合
バスト:トップバストで計測。
ウエスト:おなかの一番細い部分で計測。
ヒップ:まっすぐ立った状態で、おしりのふくらみが一番大きい周囲を計測。
男性の場合
バスト:両脇の下で水平になるように周囲を計測。
ウエスト:おなかの一番細い部分で計測。
ヒップ:まっすぐ立った状態で、おしりのふくらみが一番大きい周囲を計測。
特技、趣味、資格などの情報
合否を出す際、顔写真だけではわからない情報を引き出すのが「特技、趣味」の欄です。
未記入だと、せっかくの選考の機会を失っている可能性があります。
弊社が過去に受けたモデルキャスティングのオーダーでも「特技、趣味」で決定した撮影案件も多数あります。
例)
・野球を過去に経験されていた方
・ダンスが出来る、または得意な方
・保育士の資格を持っている方
・料理が好きな方、料理に関する資格を持っている
・旅行が好きな方、旅行のエピソードトークが出来る方
・ゴルフをやっている、または得意な方
すぐに面白かったり、特殊な特技・趣味を探す必要はないと思います。
今までの人生の中で、周りの人はできなかったけど、自分にはできたことがあるはずです。
それでも見当たらなかった場合は、これから探せば問題ないです。
見当たらなかった事実に気づけたことが、大きな一歩です。
過去の芸歴
芸能界にデビューしてから、どのような仕事に携わってきたかを記載して頂きます。
過去にモデル経験があったり、演技の経験があったり、映像出演歴があると、採用率はより高くなります。
今まで出演してきた情報は、時系列順にご自身でメモに残しておくことをおススメします。
コンポジット(コンポジ)はモデル活動の生命線!
コンポジット(コンポジ)についての重要性が理解いただけたと思います。弊社にモデル登録をした際にコンポジット(コンポジ)を作成しますが、宣材写真は10枚まで登録ができますので、全ての枚数を提出できているモデルの方が、キャスティングされやすい傾向になります。
またその他のプロフィール情報も出来るだけ充実させて、クライアントの目に止まるようなコンポジット(コンポジ)を作成していきましょう!
これからモデル登録会にお越しいただく方は、こちらの記事の内容を参考にしてもらえればと思います。
弊社へのモデル登録会のエントリーがまだの方は、下記のサイトより申し込みを受け付けております!
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